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杏ノ椀

 

 

 

小さい頃、餃子包むこととフルーチェ混ぜることくらいしか手伝わせてもらえなくて、ベルクロで一つになった野菜をおもちゃの包丁でトントンと切って満足してた。昔から食い意地はいっちょまえ。

 

 

 

 

昨日は友人宅をお借りしてもくもくとご飯を作った。聞こえてくる鼻歌に、この家は綺麗な音が集まってるシェアハウスだなあーって思いながら大根を煮た。石巻の家はタイピングの音とお茶をすする音だからか、なんだかすごく優しい気持ちになった。

 

 

餃子を包む時はみんなでワイワイ包むか、みんながお話をしているのを聞きながら包む。昨日は後者。餃子は耳がある食べ物だから人の話をよく聞いている。だからみんながいるところで作った方が美味しくなる。って、昔魔王が豪語してた。そうそう、魔王ともこの前高速道路で会えてよかった。

 

 

 

いつもよりお酒も飲まなかったのにへろへろで、背中のヒーターの熱にもっていかれて寝るところだった。我が家だったらぐーすか寝てるレベル。

台所借りたからピカピカにして帰ろう〜と意気込んでいたのに「お皿3枚以上洗ったら割る」なんて言われてしまったから甘甘に甘えて、終電にむかった。実のところをいうと、片付けがすごく苦手だからとてもありがたかった。

 

 

帰り道、不在着信に折り返して歩く。ポツポツと話す田中に会いたくなった。向山までなら歩いていけるのに、二戸まではあまりに遠すぎる。せつないなあ。2人でだったらどこまででも歩いて行ける気がするのになあ。もんもん。

 

家に着いてからは泥のように眠った。でも泥のように眠るのは畑仕事した日の夕方のほうが似合うから、あんかけに埋もれたって感じかな。一人暮らし前半、台所と居間が近くてずっと飲み会しながらご飯作ってた。作ってる間にお腹いっぱいになるから黙々と、ご飯を作って気付いたら客人ほったらかしで私は布団で爆睡。気付いたら朝で茶碗が綺麗に洗ってある。楽しかったなあ。

 

 

うん。楽しかった!

 

「杏ノ椀」は大好きなおじいちゃんが私のご飯事情について残した詩の書き出し。チーズの盛り付けみたら、あらー、ちゃんと盛り付けしようって思った。今月は、大好きな窯元さんが個展をするから新しいお皿を買おう。ふふふん

 

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