君の魔法

 

◇土日2日かけてピッカピカに磨き上げたキッチンで焼きうどんを作ってくれた。初めて作るらしくて味付けのあれこれは聞かれたけれど。合間得意気に、換気扇のフィルターの輝きを自慢してくる顔に腹が立った。

 

 

◇スーパーまでの帰り道に年末ジャンボの話になって、10年近く毎年6千円分買っているからそろそろ俺の番だと言っている。甘いな、と思った。

 

 

◇寝息がいびきに変わって、カチカチカチと奇妙な歯軋りが加わるのを、アゴにおでこをくっつけて聴くのが心地よいと思い始める。末期だ。

 

 

◇クリスマスは仕事。忙しくて、社員は全員休みで、休みの社員が邪魔しにしか来なくて、プレゼントで機嫌をとってきたのが更に腹が立ってひたすら悪口しか出てこないメリークリスマス。やっほー☆

 

 

◇彼はクリスマスもラインに返事をくれず、一生懸命スプラトゥーンをしていた。そこがなんかいっそ清々しくてとても好きだと思ってしまった。馬鹿な私にメリメリメリメリクリスマス。

 

 

◇鼻歌は、君の魔法。この2日間のための曲。魔法が解けることはなかったなあと、明日の準備して寝るに限る。